Tips:7

アクティブボンド

アクティブボンド(Active Bond)は日本での呼び方ですが、"Activated Bond"とも言われるようです。(cf. ref[2]p77)通常、ボンドはエネルギーを表現しますので、エフォートXフローという2つの量の掛け算です。ボンドグラフで制御システムを表現するときには、エフォートもしくはフローのどちらかの情報のみ必要な時があります。例として、"直流直巻電動機の回転数制御"を挙げておきます。PI制御器ではフローである回転数を情報として取り出し、電動機のパワーを制御しています。

このようにエフォートもしくはフローを情報として用いる場合、信号となる情報をアクティブボンドといいます。アクティブボンドは図のように、0ジャンクションからはエフォート情報が取り出され、1ジャンクションからはフロー情報が取り出されます。エフォート情報が取り出されるときはフロー情報は抑制され、フロー情報が取り出されるときには、エフォート情報が抑制されます。"Activated Bond"と呼ばれる理由は、パワーであるボンドの一方のみが取り出されることから来ると思われます。

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