世相

新元号

新帝ご即位に伴う新元号が”令和”と発表された。元号については、西暦との対比ができない人は意外に多い。以前に書いたのだけれど、明治以降は換算は非常に簡単で、明治:33、大正:11、昭和:25、平成:88と覚えていれば、簡単な暗算で変換できる。明治33年:西暦1900年、大正元年:11+1:西暦1922年、昭和元年:西暦1926年、平成元年:西暦1989年である。新元号は令和元年:西暦2019年であるが、これは018(れいわ)と覚える。ついでに皇紀は西暦+660であるから、今年は2019+660:皇紀2679年である。

時代の事象は元号でのほうが記憶しやすい。そうすれば西暦での言い方もすぐに何年代といえる。元号の方がはるかに便利である。ただし、元年だけは何月に始まったかは元号により異なるのでこの点は少し不自由である。

犬の虐待

先ごろ犬を虐待するおばさんの動画がSNSに投稿され、大きな話題となった。ところがこの動画から場所を突き止め、動物保護団体が犬を保護したのである。現在のカメラはほぼディジタルカメラであるので、特に設定しないと自動的にGPSデータが含まれている。解析は必ずしも容易ではないが、とにかくこの団体はそれをやったわけである。場所が特定されると、このおばさんの自宅を突き止めるのも容易であるし、メディアには出ていないが、おそらく、氏名、年齢、電話番号まですでに知られているであろう。事件によってはSNSに直ちに写真がアップされるかもしれない。
監視カメラに写っていなくても個人的行動がSNSにアップされる可能性は常にあることになる。中国のように国家として人民のすべてを監視している社会もある。技術的には可能なのである。技術の進歩は個人にも社会にも有用と思われてきたのだが、いまや悪と善のすれすれにまで近づいているのかもしれない。

クレジットカード

老生は年寄りとしては、気軽にクレジットカードを使うほうである。新聞などでは個人情報が洩れて、勝手にカードを使われる話があるが、これまで自分は被害にあったことはなかった。ところが、今日カード会社から電話があり、昨夜100万の買い物をしたようだが、覚えがあるかと尋ねられた。カード会社からはほかにも複数の買い物があるので、一応支払いは止めてあるとのこと。もちろんそんな多額の買い物は身に覚えがない旨お話しし、カードは直ちに停止してもらった。カード会社の審査はどんな仕組み化は知らないが、買い物の内容を監視し、異常なデータはすぐ検出されるようである。なんとも恐ろしい話ではある。

老人は出不精になるし、宅急便の発達でネットとクレジットは買いすぎにさえ注意すれば、実に便利なものである。しかし、一方では今回のように、他人によるなりすましも生じる。老生の買い物は、普段少額のものが多いので、検出も容易だったのかもしれない。しかし、少額の買い物を連続してやられたら、カード会社が気が付くかどうかはわからない。老生は毎月支払いはチェックするが、いったん支払われた場合の異議申し立てはどうするのだろうか。そのあとの手続きを考えると空恐ろしくなる。だからと言って、一々お店に行き、買い物をする気力もない。便利さと引き換えの危険はどうしようもないのだろうか、当面はネットでの買い物は特定のサイトとし、知らないサイトは利用しないこと、カードは時々変更するなどの防衛策をとるしかないようだ。

カードによる支払い情報が異常と検出されることは、一面からすると、老生の生活のかなりの部分がカード会社からは、お見通しということでもある。知られて困るようなことはないは言え、薄気味の悪い事ではある。