ハイキングの危険

老生はスポーツ音痴といってよいほどに、スポーツは苦手である。小学生のころには、かけっこは常にびりであった。野球などではきまってドジをふみ、仲間外れになったものである。たった一つの例外はハイキングで、20代から70代後半までほぼ50年以上親しんできた。
5月に新潟で小学1年の男の子共々30代の男性が遭難した事件があった。誠に痛ましい事件で、老生から見ても胸がつぶれる思いがした。待望の男の子、ようやく1年生になり、ハイキングに出かけられる。楽しい期待に胸が躍ったであろう。お父さんの思いは痛いほどよくわかる。天候が良く、新緑の季節のハイキングほど楽しいものはない。老生は新聞記事以上のことは何も知らないので、後講釈であれこれ言いたくはない。謹んで哀悼の意を表したい。
老生は60代までは冬山も含め、ほとんど単独行であった。70に入りさすがに不安を感じ、さるハイキングクラブに所属したが、そこも70後半になるとコースタイムを維持するのが難しくなり、同行メンバーの負担になるばかりなので、退会した。
それでも行きたいので、サンケイ新聞の山の安全フォーラムに参加したことがある。講演では安全な登山のための条件がいろいろ語られた。遭難の3大要件が指摘された。1.男性、2.単独、3.高齢である。まさにずばり老生に当てはまる。止めた方が良いのは分り切っている。それでも行くというのはよほどのアホであろう。
初心者向きのハイキングコースは、奥多摩地域にはたくさんある。しかし、実際にはうっかり足を踏み外すと、30m位は転落する道がいくらでもある。遭難事件も頻繁に発生している。武蔵丘陵だとかなり安全になる。だからと言って絶対安全とは言えない。躓いただけで骨折することもある。やはり無理の様である。

コメント

コメントをお寄せください。

コメントの投稿

* コメントフィード